第7章 柱になる
・
先程のまゆの声を、頭の中で正確に再生する。兄上を呼ぶのを私に変え、想像の中でまゆを抱くのだ
まゆが居るわけではないのに…私は微かに聞き取れた兄上の台詞を口にする
「まゆはどうしてほしいのだ?」
まゆの厭らしい声を、もっと聞かせてくれ
『もっと中をグチョグチョにしてぇっ♡あっ♡あうっ、あぁぁぁ』
あぁ、喘ぐ声も愛らしい…
「指だけで良いのか?まゆのココはこんなに欲しがっているのに…言わなければやらぬ」
もっと私を求めろ、まゆは私が欲しいのだろう?
『縁壱さんのをっ、はぁんっまゆのグチョグチョの、んっぁっ、ココに入れてくださっあぁぁっ』
お前の中を私でイッパイにしてやる
「くっ…私もイキそうだ、何処に出して欲しいか言ってくれ…まゆ!」
そんなに気持が良いのか?
『ひぃっ、中にっ中に出してぇ♡あっあぁっ、しゅきぃっ縁壱さんっ』
嫌がっても外になど出してはやらぬがな…ふふっ、私もまゆを愛してる
私は何度も何度もまゆを妄想で抱いて現実(紙)に子種を吐き出す。再開した時から幾度も繰り返した行為だが、いつもより治まりが悪い
あぁ、足りない
もっと(現実で)お前を抱いていたい
私の名を呼び、愛してると言ってくれ
『縁壱さん…愛してる』
私は何度目かも分からぬ欲を吐き出した
頬に伝う涙が止まらぬままで…
SIDE END
・