第2章 はじまりの日

ポーラの首元に、玉のような汗が滲んでいる。

額や頬に髪の毛が張り付いて、頬や耳が羞恥で真っ赤に染まっていた。

押さえつけた腕はもはや抵抗の力を残しておらず、快楽を逃すためにシーツを必死に掴んで耐えているのがわかる。

律動に合わせて、呼吸が弾む。


「も、やだぁ…っ」



どれだけそうやって責め続けただろうか。



限界が近づいて来た。


「いくぞ」
「ひ…っ！ん、やぁっ！！！」


一気に腰の動きを速めた。

グショグショという水音が耳に響く。


「くっ…ハッ…！」


引き抜いて、ポーラの腹の上に白濁の液を吐き出した。

俺もポーラも、肩で息をしていた。