• テキストサイズ

とっておきのおはなし

第3章 ジャンのおはなし


支えた体は余りにも軽かった。

その胸にはリウがいる。

失ってはいけないもの・・壁外調査まで時間がない。

もしかしたら喰われて死ぬかもしれない。

リウの唇を塞いだ。

本当に伝えたい言葉よりも行動が先に出た。

ただ一瞬の出来事。

「俺は先に行くから」

立体機動を動かした。

例え伝わらなくても構わない・・。

リウの体温さえ覚えていれば。
/ 11ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp