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【あやかし天馬】ラジオミキサー

第6章 兄貴の現在


八雲に囚われた鉄矢兄ちゃんと帝月を助け出すために、俺天馬は飛天達と共に出雲にやってきた。

飛天の知り合いの妖怪とも出会い、妖の王である羅刹復活を企んでる八雲を邪魔しようと作戦会議中ってことで、乗り込む前に俺以外の妖怪達がホテルを貸し切り状態にしているみてーだ。結界やらで俺以外の人間はホテルの人以外はおらず、皆人間に変化しているので誰も気がついてない。

鉄矢兄ちゃんがあの八雲に嫁さんにされてるって、聞いてあのオカマに酷いことされてるのかと思うと俺は凄く兄ちゃんと帝月を助けたくて仕方ない。でも、監督の件もあって、無闇矢鱈に行動しても仕方ないことも身をもって学んだ。

帝月が家に上がり込むと共に、大雨の中銅像みたいに立ち尽くして死んでんじゃねーのかって様子の鉄矢兄ちゃんを帝月が見つけて、八雲にさらわれる前まで一緒に過ごしてた。

他の居候と違って常識もあったし、生活費も入れてくれたし、ときどき勉強見てくれたり、アクセサリーくれたり優しくて頼りがいのある兄ちゃんだ。たまに古臭い時があるけどな。
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