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【鬼滅】敬愛と情愛【煉獄さん】

第57章 闘いを終えて




槇(俺の遺伝か。瑠火に少し似ているな。)

槇「…そうか。だが、心配していれば何をしても許される訳ではない。戦いが始まって漸く向き合えた。杏寿郎はこのまま死んでしまうかも知れない、このまま会えなくなるかも知れない。そう思うと、今までの自分の痴態を恥じる他なかった。早く…この子と話をしたい。」


菫はその言葉に少し驚きながら槇寿郎を見つめた。

きちんと見れば髪と瞳の色、眉の形以外はあまり似ていない気がした。


「……杏寿郎さんは槇寿郎様と話したがっていらっしゃいました。必ずそのお気持ちを喜ばれます。」


そう言うと槇寿郎はほっとしたような笑みを見せた。


そうして二人は蝶屋敷へ向かいながら様々な話をした。


清水家の話、杏寿郎との出会いの話、今の生活の話…。

流石に屋敷に二人切りで住んでいた時期があったと知った時は眉を顰めたが、槇寿郎が杏寿郎を煉獄家から追い出さなければそうはならなかった筈である。

その為か結局何も言わなかった。



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