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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第5章 5章 砕けた硝子 …新たな芽吹き


自分への後悔と目の前にいる呪霊に対しての怒りで涙が溢れる。


《ナカナイデ ソンナカオシチャダメダヨ オネエチャンノキレイナメガダイナシダ サア ボクトイッショニイコウ》


そう言うと呪霊は絢蘭に近づいてくる。
その瞬間


『こっち来ないで!!』ボンッ


絢蘭が叫ぶと同時に手で追い払う仕草をした瞬間呪霊が吹っ飛んだのだ。
とっさに家族を傷つけらたという負の感情を呪力に変換しぶつけたのだ。
もちろん本人はなんの事だか全く分かってない。
それに呪力をぶつけた程度では、1級呪霊を簡単に払えるはずがないのだ。
やはり呪霊は払えておらず、とうとう本性を現し出した。


《クククッ ヤハリアノノロイノオウガ ホレタダケハアル ジュリョクダケデコノチカラ コレヲテニイレレバ…》

『今のは、私がしたの?』


自信の新たな力に手が震える。


《ソウダ オマエノジュリョクハ ソノメデヨリツヨイチカラニナルノダ》


呪力?呪いの王?惚れた?
さっきから訳の分からないに事を言われ混乱する絢蘭。


『さっきから呪力とか呪いの王とか訳のわからない事ばっか言って、あなたは何が目的なの』


呪霊は不適に笑みを浮かべ


【サイショニモイッタジャナイカ ボクハキミガ イヤキミノメガダイスキナノサ タベタイグライニ】


そう言う呪霊の言葉に背筋に冷たいものが走った。

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