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ミニラバ 〜机の上の恋人〜

第3章 ワッハッハー


 「寒っ…」






枕元にある小さな布団で寝ている渋谷さん。

最初は、机の上だった。


なのに

お前だけベッドとかいい御身分やな、イモ子のくせにって言うので…


同じベッドで寝てる。










 「おい」

 「はい」

 「顔洗いたいんやけど」

 「分かりました」




手を差し出すと、渋谷さんが乗っかってくる。

テーブルの上へ移動させる。


んー、と伸びをするの見てから

渋谷さんの洗顔の準備をする。




未だに、あの渋谷さんが自分の家に居るのが

どうも信じれない。












 『みなさん、おはようございます』

 「えぇ女やな、相変わらず」






準備しつつ、何気なくつけたテレビからはお姉さんが天気予報を伝えてる。

そのお姉さんは可愛らしい顔から想像出来ないくらいおっぱいが大きい。

毎回「えぇ女やな」と言う渋谷さんに納得出来る。


すみません、可愛くなくて。








 「渋谷さん、持って来ました」

 「………ん?あ、おぉ」



返事はしてくれるけど、顔はテレビ見たまんま。

男の人は、やっぱり可愛いか綺麗でナイスバディな人の方が良いんだ。


どれにも属してない私は問題外…







 「おい、イモ子。タオル」

 「はい」



こうやって近くに居ても

見てるだけしか許されないんだ。



可愛ければ、渋谷さんは名前で呼んでくれるだろうか?
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