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学パロおバカ物語(アラタカンガタリ)

第6章 昔のラブレター


カンナギ「お前結構酷えことするな…。」
ヨルナミ「なんかクグラが気の毒に思えてきました。」
「子供の頃の可愛い悪戯じゃないの!」
ヤタカ「いや、全然可愛くないから。」
キクリ「ちゃんとクグラに謝ったの?」
「ん?謝る前にちょっと時間経ったら勝手に立ち直って『涼子ちゃ〜ん!遊ぼう!』って擦り寄ってくるから謝ったことなんてないわよ?」
カンナギ「クグラの奴…昔からアホだったのか。」
「てか、また話が逸れちゃったわね!でね?その初恋なんだけど…何回も公園で見かけたんだけどアイツ案外恥ずかしがりで声かけられなくてね、一丁前にラブレター書いたのよ!でもそのラブレター渡すのもなかなか出来なくてさ〜、私を使って渡す練習を何回もさせられたわ。」
カンナギ「は?お前なんか相手で練習になるのかよ?」
「お前なんかとは何さ!?こっちは面倒臭いけど1ヶ月おやつを私に全部寄越すという条件で手伝ってやったんだぞ!?」
ヨルナミ「友達なのに無償じゃないんですか。」
「あの頃は友達というか子分に近かったからね〜。で、練習の甲斐あってかその子にラブレター渡すことができたんだどさ〜………ふふふふふ。」
ヤタカ「何を笑ってるんだい?気持ち悪…………ぐあっ!」
涼子はヤタカを一発殴った。
「この野郎!気持悪い言うな!」
キクリ「そうよヤタカ?女の子のことを気持ち悪いだなんて…いけないわ!」
ヤタカ「そんな…キクリ…。」
カンナギ「で?ラブレター渡してどうなったんだよ?」
「それがさ〜…その子ね、女の子じゃなくて男の子だったのよ!」
ヤタカ「は?」
「女の子だと勘違いしててね〜。美形だからまぁ私も女の子だと思ってたんだけどさ。クグラが勇気を振り絞って好きですって言いながらラブレター渡したら〜『あの…私、男なのですが?』って返されちゃってさ〜!もぅ可笑しいのなんのって!!……あれ?ウケなかっ……あっ、クグラさん。おはよう。」
遅刻してクグラが登校してきた。
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