第2章 Prolog
初めまして、オレは冠城。A級3位風間隊のメインアタッカーをしている。
今日も騒がしい一日が始まる
「冠城〜!ランク戦しようぜ!」
「ちょっと太刀川君、冠城ちゃんは私のチャーハンを食べるから忙しいのよ。」
太刀川さんと加古さん懲りないなぁ
オレの取るべき行動はひとつ
→2人が来る前に撤退
いやぁ、こういう時オレのSEは役に立つよ
おっとオレのSEの話をしてなかったな
オレは耳がいい…常人よりな
菊地原程ではなく菊地原より少し聞き分け能力に自信がある程度だ
昔は苦労こそしたが今ではあっても良かったと思えるかもしれねぇな
もう1つSEあるが…それはまた今度気が向いたら話そう
さて、めんどくさいことを回避したオレには誰にも言えない秘密を1つ抱えている
ボーダー本部、お偉いさんしか入れないフロアの自室に行く
オレは昔からボーダーに所属していた関係で*ボーダー隊員統括部長*をしている
ボーダー隊員統括部長…名の通り全てのボーダー隊員の総合責任者をしている
これは司令や本部長が与えてくれた権限だ
話が逸れてしまったな
オレが隠している秘密
それは…
コスプレイヤーだということだ
ただのコスプレイヤーならまだしも界隈ではちょっと有名になってな
CM撮影もするほどだったりする
オレのファンはシャトレーゼと呼んでいて、ボーダーにも沢山いるんだよ
居ずらいったらありゃしねぇ
まぁ、そう言いながら写真をあげるんですけどね。