第1章 画面越しのHappy Birthday.(第4.5章)
乙女なことを言ってきたカタクリに、ペロスペローは一瞬固まるがすぐ我に返る。
ぺ「大丈夫なんじゃないか?
・・・やっぱりお前、椿姫に惚れているだろう?」
カ「ほっ!惚れてなどいない!ただ俺はアイツを救いたいと思うだけで・・・」
ぺ「救いたいとは、あの椿姫の過酷な労働からか?
別に彼女だけが、あんな労働を強いられているわけではないのだろう?
あの会社の本社エリアの人間も、同じくらいの労働をされている可能性だってある。
彼女の勤務エリアは彼女だけがそれをされていて目立っているだけだ。
・・・お前が椿姫を気に掛けるのは、惚れているからだろう。ペロリン♪」
カ「それは断じて違う!」
ぺ「まぁ、良い。しっかり自分と見つめなおせよ。ペロリン♪」
その言葉を残し、ペロスペローは社長室から出て行くのであった。
一方、数分遡り椿姫はと言うと、
『・・・・/////』
携帯を見て固まっていた。
椿姫が最初、カタクリへおめでとうメールを送って数分。
携帯に返信の知らせが届き、内容を確認して思考回路が停止した。
『(な、なに?!この内容!!
これ、ほ、惚れちゃうヤツ!!)』
中身はこう書いていた。
【 From カタクリ 】
ありがとう。
椿姫から祝福をもらえるとは、これから1年今までより良い年になりそうだ。
なにか困ったことや辛いことがあれば、連絡してきてくれ。
いつでも力になろう。
カタクリ
『(・・・////イケメンの"ありがとう"は破壊力抜群すぎる///)』
椿姫は当り障りない返信をして、メインドーナツイオン杜丘店へ行くのであった。
その夜
彰子「さぁ~てカタクリさんにメールを・・・あれ?」
カタクリから彰子宛にメールが届いていた。
【 From カタクリ 】
彰子
椿姫に誕生日の件言ってくれて感謝する。
カタクリ
彰子「な~んとか淡泊な内容ね。
でも・・・喜んでいる様で良かったわ。
椿姫ちゃんもちゃんとメール送ってくれたのね。
さぁ、あの2人はいつくっつくかしら?」
彰子は椿姫とカタクリの恋路を見守ろうを思うのであった。
シャーロット カタクリ様
11月25日
Happy Birthday!