第1章 画面越しのHappy Birthday.(第4.5章)
ぺ「ククククク・・・必死だな。ペロリン♪」
【 From 椿姫 】
カタクリ社長
お疲れ様です。
いきなりすいません。
彰子ママから聞きました。
本日お誕生日なんですね。
おめでとうございます。
カタクリさんにとって良い1年でありますように。
椿姫
椿姫からのメールにカタクリは機嫌が良くなり、ずっとその文面を見つめていた。
その様子を見たペロスペローは...
ぺ「(ククククククク...これは完全な恋だな。
惚れたヤツからのメールにここまでとは・・・
笑いが止まらねぇな・・・)
椿姫に返信しないのか?ペロリン♪」
カ「っ!!!そ、そうだな、返信・・・」
と言いつつも椿姫へ返信するため携帯を見るが...
入力しては消して、入力しては消してを繰りかえすため、たまらずペロスペローが声をかける。
ぺ「・・・カタクリ、何をそんなに悩む必要があるんだ?
普通に返せば良いだろう?」
カ「そ、それもそうだな。」
カタクリはなんとか文面を入力したが、送信するのに戸惑う。
ぺ「決まったなら送れば良いじゃないか?」
カ「しかし、送られてきてすぐ返信するべきなのか・・・」
ぺ「別に良いじゃないか?
送られてきたメールにすぐ返信を送るのは、社会人としては普通だろう?」
それでも中々送らないカタクリに痺れを切らしたペロスペローは、
ぺ「ええい、いいからその携帯をかせ!」
そう言い、カタクリから無理矢理携帯を奪うと、入力されている文面を確認し、そのまま送信を押した。
カ「ぺロス兄!」
ぺ「ククク...中々送らないお前が悪い。ペロリン♪」
カタクリは不安そうに送ってしまった文面を見つめながら、ペロスペローを睨む。
睨まれたペロスペローはどこ吹く風だ。
その数分後にまた椿姫から返信が届く。
【 From 椿姫 】
カタクリ社長
ありがとうございます。
何かありましたら、連絡させていただきます。
椿姫
椿姫からの返信を2人は確認する。
ぺ「ほら、別に送っても問題なかっただろう。ペロリン♪
・・・ん?」
カタクリは椿姫からの返信を穴が開く程見つめ、、、
カ「ぺロス兄、俺は椿姫に嫌われていないと思うか?」