第11章 二度目の新婚旅行、の巻
「んっ…ダメだよ翔くん……これ以上キスされたら僕…///」
「……近くにね、公園があるんだ」
「……え?」
俺は唇の先端を智くんの唇に押し付けたまま囁いた
「……行く?」
智くんは一瞬驚いた様に目を見開いたが
すぐに何時ものふにゃりとした可愛い笑顔をみせて、俺を諭す様に言った
「行くのは良いけど……寒いから、エッチすんのは嫌だよ?」
「……けち」
ムクれる俺に、智くんが軽くキスをしてまた笑う
「それに落ち付かないしね(笑)
…帰ったら、好きなだけさせてあげる」
「え?///」
腰に絡みついて殊更色っぽく上目遣いをする君が、面食らう俺の耳元に甘く囁く
「…好きなだけ……好きな様に、させてあげる」
「!!!!////」
妖艶な笑みが、何時もの可愛い微笑みに変わると、智くんが可愛らしく小首を傾げた
「クリスマスだしね?」
「…う、うん///」
“僕がクリスマスプレゼントだよ♡”
なんて言って、ハダカにリボンを巻き付けた智くんの姿を妄想して
危うく鼻血を噴出させそうになる俺
…我ながら、お恥ずかしい限りです///