第11章 二度目の新婚旅行、の巻
仕事で疲れて帰って来て、僕が今日一日何して誰とどんな話をしただとか
毎日そんな話しを聞かされて、本当は辟易としてるかも…
そんな事を思っていたら、部屋着に着替え終えた翔くんがニコニコ笑いながら言った
「いやぁ、今日も智くん楽しそうで良かった。
家でじっとしてたらつまんないもんねぇ」
「…うん」
僕の返事にちょっと元気がなかったので、翔くんの顔が急に曇った
「え?どうしたの智くん?具合悪い?どっか痛い?」
「んん…翔くん毎日僕のコト聞かされて、本当は嫌なんじゃないかなぁって思って」
「へ…?」
「何でも無い!///」
(どうしよう…僕がバカなコト言ったから、翔くん呆れちゃったよ///)
ヘンなコト言っちゃったなぁって思って恥ずかしくて、急いでキッチンへ行こうとしたら翔くんに腕を掴まれた
「もぉ〜、智くんたら、どぉしてそんなに可愛いのっ!!///」
「わぁあっ!!///」
そのまま掴んだ腕を引っ張って僕を抱き寄せると、ギュウギュウ抱きしめる翔くん
「もぉ、好きだぁーーっ!!///」
「…///」
(そう言えば、コレも毎日やってるかも///)
けど
ワンパターンも、悪くない
…よね、翔くん♡