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女の子は嘘と魔法でできている

第12章 多重人格 貴方side


朝早くからの呼び出し

「もうちょっと寝たかったぁー」

なんて愚痴をこぼしながら待ち合わせ場所に向かう

「…ゔぅんッ……あっ待たせちゃってごめんなさ……きゃあっ!!!」

いきなり掴まれて空を飛んでいる、?

「捕まえました」

「なっ殺せんせー」

「さあ行きますよ」

「離してよ!!」

そう言ってる間にいたのは教室だった

「百瀬の姉ちゃんじゃん!!」

「お姉さん…?なに言ってるんですか、彼女に姉などいません。これは正真正銘百瀬ゆいなさんですよ」

突然バラされて私もよくわからない状況になった

「え?」

「ちょっと待ってよ!さすがにそんなわけないだろ!!顔もこんなに違うんだぜ!!」

「ならカルマくん、今百瀬さんに電話をかけてください」

「え、あ、うん」

すると私のスマホが鳴り出す……あぁ完全にバレた、ねぇなにがしたいの?

「う、うそだろ…」

「ゆいななの…?」

「どういうつもり?なんでバラした?」

「君を手入れしようと思いましてね」

「手入れ?そんなの必要ない!!」

「も、百瀬どうしてそんな格好してんだ…?」

「私たちになんでうそなんてついて…」

悲しそうな顔をするけどこれは私の幸せのためなのねぇわかって

「これが悪いことだって言いたそうな顔だね、有希子」

「ゆいな…」

「あっははごめんね騙してたわけじゃないの、ただ幸せを掴むためなの、有希子ならわかってくれるよね?」

「え…と…」

「私の親友でしょ?ね?」

神崎さんが押されて頷こうとした時

「親友なら尚更です。百瀬さんを止めてください」

「え?」

「チッ…うっせぇなタコは黙ってろよ、有希子、私のこと信じてよ。こんなやつじゃなくて私を」

有希子の手を握った…裏切らないで、私を捨てないでそんな思いを込めて強く…強く

「ゆいな…」

「これを見なさい」

見せられたのはセフレ達との写真だった

「盗撮なんだけどきも」

「なんと言われようが関係ありません。先生は生徒が間違った道へ行こうとした時、行ってしまった時、正しい道へ導いてあげるものなのですから」

「私が間違ってるなんて言わないで!!!!!」

私を否定するな
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