第9章 叶わない恋 貴方side
「今日は母さんも店にいるからさ声我慢しなくていいぜ」
知ってた
こういうことするの
本屋に寄ってたのは本当かもしれないけど声をかけて私と帰って普通に終わるわけない知ってたけど少しだけなにもなかったあの恋人だった時が恋しくなった
チュ…チュ…
甘い口づけは虚しくするのを忘れさせて私をみなみくんに愛されていると錯覚させた
「ひぅっ…ッ…みな…みっく…ん//」
私が本気で好きなのを利用してるのもわかってる
だけどみなみくんが彼女作らないのはきっと私を大事にしてくれてるから、あの時も本当はこういうことしたかったけど言えなかったからこういう形になっただけだし
「すき…すきっだよ…♡」
「俺も好きだよ♡」
ほら好きでいてくれる
私、愛されてる