第1章 始まり
カルマside
「俺と付き合ってください」
「ごめんなさい」
人生初の告白はあっけなく終わった
「赤羽くんの気持ちは嬉しいんだけど恋とかよくわからなくて…」
「そっか、困らせてごめん」
「ううん!好きになってくれてありがとう!!」
この笑顔を見ると諦めたくなくなる
やっぱ好きだな
「諦められないしまだ好きでいてもいい?」
「私なんかでいいなら…でもたぶん気持ちに応えてあげられないかも…」
「それでもいいよ、俺が勝手に好きでいるだけだし」
「ありがとう、これからも友達としてよろしくね!」
その笑顔を見るとあの日を思い出す
俺がこの子に一目惚れした日のこと