第2章 仲がいい理由
2人でいてもよく声をかけられることも多かった
「嫌だって断ってるよ、わかってる?」
それでもゆいなは前に出てわたしを守ってくれた
「ゆいな、ありがとう」
「うん、ほんとしつこいよね。あーゆーのにはちゃんと言わなきゃだよ!!」
「うん、本当にありがとう」
「さ!遊びに行くかー!」
「うん!」
カルマside
「私、ゆいなに守ってもらってばっかりだね」
「そんなことないよ、有希子がいなかったらこんな楽しい世界おしえてもらえなかったし!感謝しかないよ!」
2人が仲良い理由がなんとなくわかった気がした
2人の間には見えないけど強い絆がある
神崎さんに勝とうだなんて無理な話だ
百瀬さんにとっても神崎さんにとっても1番はお互いなんだ
俺たちはかよ奴らが入ることなんてできない
ただこの話を聞いてもっと彼女のことを好きになった
もっと興味が湧いた、俺のものにしたい
俺だけの彼女の姿が見たいとそう思ってしまう自分がいた