第1章 1章カカシの暗部入隊
カカシはミナト先生の四代目火影の就任式を下から見上げた。
就任式には、老若男女たくさんの住人が集まった。
カカシの隣にいるコジカがミナト先生が火影のマントを羽織っている姿に感激している。
「ミナト先生、かっこいいね」
コジカは小さな声でカカシに話しかけた。
「うん」
カカシはこくりと小さく頷いた。
(オレは、ミナト先生が火影になることで木の葉が変わるんじゃないかと信じているんだ。)
カカシはミナト先生の就任式が終わり、ほっと胸を撫で下ろした。
「私は飲み会に行ってくるね。」
コジカは、同期たちと飲み会に行った。
カカシは、ミナト先生の就任式が終わったことをリンやオビトに伝えようと、慰霊碑に向かった。
オビトの墓の前でにこりとカカシは笑顔になる。
「ミナト先生が正式に火影になったんだ。もう、オビトやリンみたいな犠牲者はない世界が訪れるはずだ」
コジカはこっそり背後からカカシを見守った。
(カカシ...)
「コジカ、さっきから何で背後にいるの?」
カカシは木のそばに隠れてるコジカに声をかけた。
「ば、ばれた!?」
コジカは、誤魔化そうと目をキョロキョロとしている。
「バレバレだよ!」
カカシは笑った。
「コジカのことだから、分身の術の方を飲み会に行かせたんでしょ?」
「う、うん。カカシが心配で」
コジカはカカシの手をぎゅっと握った。