満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第37章 血鬼術を解いてよ宇髄さん2※
波奈を後ろに向かせて覆い被さって、囲い込んで律動する。
離れたくても離れられないその体制に、独占欲が満たされて恐ろしい。
この感情の名前を知らないほどガキなわけではないし、疎いわけではない。宇髄はもうどこかですっかり理解していた。
この子のことが一等好きになっている。
『波奈のことを本気で好きになられたら困ります』
『だから頼みますよ宇髄さん』
蝶屋敷の菫色の瞳を思い出す。
嫁がいる俺を信用して波奈を託してくれた。
それなのに自分は、感情のコントロール不能の馬鹿になってしまった。
「んぁあ、…っ!…!」
のけぞる綺麗な背中。ぎゅうと足先を丸めて、もう何度目かもわからないイキっぱなしのソコはもうずっと痙攣している。
ぽたぽたと愛液は止まることを知らない。
額から汗が落ちてべたべたとするが、考える余裕はあまりなかった。
激しくなる律動はやめられずに、宇髄もまた果てて2回目の精を放った。