満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第37章 血鬼術を解いてよ宇髄さん2※
痺れるような快楽に溺れないよう、必死で鬼の気配を探る。
ずるんと引っこ抜いて、精液をすべて波奈の中に注ぎ込んだのを素早く確認したあと、枕元の刀を握った。
キィンという耳障りな鬼の音がする。
その音は前回よりも大きいが、またすぐに音は消えた。
「……」
音も無けりゃ姿も見えない。
これじゃあ鬼の首は切れない。
ちっと心の中で舌打ちして波奈を見やると、真っ赤な顔でくったりと横になっていた。
アザはどうなっているか。
宇髄は波奈をぐりんとひっくり返した。
背中のアザは段々に薄くなって消えていくが、どうやら尻のアザは消えていない。
「ーーーおい、もうちょい頑張れるか」
「ふぇ…?え、あ、あっ!…?うずいさ…っ?」
細い腰を軽く持ち上げて、返事も聞かずにそのままズドンと串刺した。絶頂を迎えたばかりの波奈の中はキュウキュウと締め付けて気持ちが良い。
すぐにまた欲望の証は最大限に肥大していく。
「ぅああっ、…あ、ぁあっ、んあっ…っ!」
律動すればその度に甘い泣き声が漏れる。
ぎゅうとシーツを握りしめて、快感に溺れないように必死に耐えている。
「…波奈」
「ん、あ、…っは、はい…っ!」
耳元で名を呼ぶだけで身体はヒクヒクと反応している。
必死に振り返って宇髄を見やるその目は涙で濡れてとろんとしていた。
「尻のアザが消えてねえからまた注ぐぞ」
そう言うと必死でこくこくと頷いてる。
わかってんのか本当に。
先程大量に子種を注ぎ込んで、それからまた宇髄の大きいものを咥え込んだ波奈の中は、動くたびにぐちゅぐちゅと水音が聞こえる。
後ろからの体制は、より奥へと突くようで、波奈は上半身をくたんと布団に預けられたままされるがままだ。
尻だけを上げさせられた状態は、獣じみてて大変いやらしい。
「ふうぅ…っっ、うじゅ、…しゃ、…っ、」
ぐりぐりと波奈の良いところを擦って揺さぶって、声が枯れて喋れないほどになっている。
喘ぐ声がもう恥ずかしくて居た堪れずに、自分の手で必死に抑えている。
それを外させてぎゅうと恋人のように手を合わせて繋ぎ止めた。