• テキストサイズ

満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】

第36章 血鬼術を解いてよ宇髄さん1※


けったいな血鬼術を解くために、蝶屋敷で働く子どもを抱くことになった。荷が重いが命を助けるためには遂行するしかない。
やれやれ、と思いながら、部屋で休んでいる澤村波奈のところへ訪れる。

「入るぞ」

「…えっ?!あ、はい!」

ノックをして声をかける。
部屋から慌てたようにいらえた声が聞こえた。

「音柱さま」

「…よぉ。どうだ具合は」

布団から起き上がる波奈は、目が赤い。
寝れていないのだろうか。…泣いたのだろうか。
どちらにせよ顔色はあまり良くはない。

「いえあの、…身体は、大丈夫です」

「ふうん」

波奈は顔を赤らめて、目を背けられた。
精を注ぐ行為の相手はこの俺だと知っての反応か。
怯えるようにも見えて、宇髄は後頭部を掻いてため息を吐く。

「飯は食ったのか」

「え?……ま、まだです…」

「なら食いに行くぞ。奢ってやる」

「えぇ?」

戸惑う波奈を無視して、早く行くぞとせっついた。

/ 818ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp