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王様嫌いな彼女

第1章 始まり


徹たちは高校生になって青葉城西に入学した
私はまだ中学生
徹の試合はあれ以来見ていないから
どんなチームでどんな風にバレーをしているのかわからない
ただ前よりは楽しそうで少し安心している私がいた

「無理しなくて良いよ、徹忙しいでしょ?」

「俺がゆいなちゃんに会いたいの」

「好き〜!!」

「今度の休み2人でデートしよっか」

「うんっ!」

デートも何回かしたし
キスだって何回かしたし
徹が前みたいに楽しそうにバレーしてる
それでも私はあいつが憎くて仕方ない
一瞬でも徹を変えて、徹を殺そうとしたコート上の王様が憎い
そして、影山飛雄は孤立した
バレーが好きで必死なのはわかる
でも影山飛雄は思いやりがなかった
だからみんながついていかなくなった
最後の試合、ベンチに戻された姿を見た
泣いていた、悔しそうだった
可哀想だ、確かにそう思った
でも心の隅で当然だと思った私もいた
そんな黒い私も嫌いだ
そんな私もいなくなって欲しくて
徹に見られるの怖くて
どうせ影山飛雄は及川徹について行くだろうと思って
私はだいすきな徹と岩ちゃんとは違う烏野高校を受験した

「えー!!なんで!!一緒に登校したりしたかったのに〜」

「ごめんね、でも途中までは一緒に行きたいし帰りも一緒がいいな」

「もちろんだよ!迎えに行くし一緒に行こ!!」

私はもうすぐ高校生になる
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