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王様嫌いな彼女

第3章 馴染めないワタシ


貴方side

朝練が終わればゆっくり始業のチャイムがなるギリギリに教室に入る
今日も空気に化ける
そう意気込んで席に着く

「授業始まるぞー」

勉強は申し分ないと自分で思ってる
徹や岩ちゃんに教えてもらってたしある程度はできるし不便なことはほとんどないけどひとつ例えるなら

「百瀬さん!」

「…日向…えっとなに?」

「朝は忙しそうだったからさ!百瀬さんってバレー上手かったんだろ?」

「…うまくないよ、試合も交代させられるくらい下手くそだよ」

「リベロだったんだろ?!今度俺のボール取ってみてくれよ!!あ!大魔王様みたいにセッターも上手いのか!?」

「どうだろう、ポジション決まるまではセッターもやってたけど…下手くそだよ」

「じゃあさ!今度練習付き合ってよ!」

「なんで私…」

「月島とか付き合ってくんねーもん。それに百瀬さんの気になるし!!」

「下手くそだよ。それに……」

もう徹達以外とはバレーはなるべくしたくない
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