第20章 初めてのキス ~笠松~
「先輩、お水いりますか?」
ほらまたそうやって、俺の悩みも知らないでかわいい顔を近づけやがる。
「あぁ、いつも悪いな」
タオルで汗をふきながらからボトルを貰う。ちょっと照れたような顔して、俺からすぐに目をそらす
なんだこいつ、ほんとかわいいな
俺がかわいいって素で思えるのは位だ。
だからこそ、特別だからこそ手がだせねえ、
遠慮って言うのか?
大切にしたいって思いすぎて何もできねえんだよな、
「ねー、先輩、っちとどこまでいったんスか?」
「ぶふっ‼︎‼︎」
黄瀬の野郎が、急に変な事聞くから吹き出しちまった。
こいつデリカシーが無さすぎるだろ.....
「え、もしかしてまだ手繋ぐところで終わってるとかは、ないですよね?ね??」
「..........。」
「嘘...........」
哀れみの目で俺を見てくる黄瀬
「先輩もしかしてヘタ『ゴンッ』ごめんなさいっス」
黄瀬の頭にソフトクリームを作ってから
遠くでボトルを作ってるを見る
「やっぱちゃんとしなきゃ駄目だよな.....」
「え、ちょっ先輩⁈」
「悪りぃ黄瀬、部活頼むわ」
呆気に取られてる黄瀬を置いて、の所へ走った
「」
「あ、先輩」
俺を見つけたとたん笑顔になった
まじで、かわいい。
「ちょっと一緒に来てくれ」
の手を握って歩き出す。