第1章 くノ一とアイカツ!
山本先生はユキたちに見本をいちごたちに見せるよう指示をし、ユキたちは匍匐前進しているところをいちごたちに見せました。
「では、ここからあの木まで匍匐前進を3往復して下さい」
木の枝を使い、地面に線を引いた山本先生は笛を吹き、練習スタートさせます。
いちごたちは「アイカツ、アイカツ」と声を出しながら、匍匐前進3往復しました。ユキたちは慣れているため早く終わったものの、いちごたちはこれは意外に体力使うと苦戦します。終わったあと、いちごとあおいは、そのまま伏せの姿勢でバテていました。美月は座った姿勢で息があがっています。そのまま、山本先生は次の術の説明に入りました。
「いちごちゃんたちには大まかに2つの隠法(おんぽう)って言う敵に見つからないように隠れる術と、遁法(とんぽう)って言う敵から逃げて回避をする術を覚えてもらいます」
「隠法と遁法……」
いちごが山本先生が言っていた術2つを繰り返しつぶやきます。
「隠法と遁法は基本さえ理解すればそこまで難しくありません。ユキちゃんたちもいちごちゃんたちに教えてね。練習始め!」
山本先生から隠法と遁法を習い、ユキたちからも術を1つ1つ教わったいちごたちは、再び北の崖へ行く勇気が出てきたようです。