第4章 この道、桜吹雪につき。注意。
●小金井 慎二● 〜校庭〜
「選手だけじゃなくて、
マネージャーも欲しいよな。」
そう言い出したのは、オレじゃない。
伊月だ。
「今年は人数増えるだろうし、
リコのサポートも必要だろ。」
そうだ。
オレたちは、何を隠そう運動部だ。
運動部といえば、スポーツ選手。
選手といえば、疲労。
疲労といえば、サポート必須。
サポートといえば、マネージャー。
そして、マネージャーといえば…
「おぉ、女子ぃ〜!!」
自分でも驚くほど頭が回ったよ。
既に分かっていた、答えの最後に早く辿り着きたくて。
でも正直な話。
後方支援とか、選手のサポートとか。
そんなのは方便に過ぎなくて。
マネージャーが必要な理由とか。
理屈なんてどうでもいい。
オレは純粋に…
可愛い女の子と部活がしたい!!
「部活に華があるの憧れてたんだよ〜
よーし、可愛い子に声かけちゃうぞ!!」
「それ、リコに聞かれたら殺されるぞマジ。
メインは選手だからな〜
趣旨を見失うなよ?」
伊月は真面目だから、そんなこと言うけれど。
部活の顔に女の子が加わって欲しいと思うのは、男なら普通だろ?
それに、言い出しっぺは伊月なんだからな?