第4章 第四章初めての舞台
私のした行動は功績となり、何故か。
「この度、陸奥国の審神者様には未来の歴史改変ならず、過去の歴史までお守りくだださった事により昇進となります」
時の政府の役人さんが現れ、金一封を与えてくれた。
「つきましては、御中﨟となります」
「おちゅうろう?」
「はい、審神者も階級制度になっております。見習いを終え一人前になった場合、一般となりその上が中級審神者でその上が上級審神者です」
「あの…私は就任して一年にもならないのですが」
手紙には私は…
「はい中級審神者に就任おめでとうございます」
「ないです!」
中級審神者になるには五年から十年以上の歳月がかかると聞く。
しかもその間に、政府からの指令を短期間に攻略しないといけないらしい。
「今回は政府も把握してない時間差行軍の計画を阻止しましたので…一部では上級審神者に迎えよとの声もありましたが」
「中級審神者でお願います!」
いきなり大出世だと思ったけど、現世では関係ないわね?
うんうん。
「それから特別に土地が与えられます。後は不動産も」
「はい?」
「敷地は東京の三分の一です」
前言撤回。
恐ろしい物を貰ってしまった。
「それから、今後は現世にてアイドル家業をしてください」
「あの…」
「時の政府より、今後も現世に歴史修正者が現れる可能性がないとは言えませんので」
これって、厄介ごとを押し付けられたって事じゃない?
「ついでに現世で審神者をスカウトしてくれとの事です」
「ついで?」
審神者の不足は聞いていたけど、ついでで言って来る?
「ではよろしくお願いします」
「ええええ!」
言うだけ言って役人さんは消えて行った。
「あー…」
私の悩みは更に増えるばかりだった。
そんなにうまくいくわけがない。
なんて思っていたが、私の苦悩とは裏腹に乱達は着実にご当地アイドルとして人気になり。
今では多くのイメージガールとして活躍するようになり、数多の事務所からスカウトの話が来るようになったのだった。