第14章 前夜
「万次郎、もう、だめ!出るっ!」
「はは!マジで?ほとんどチンコさわってないのに、お前ケツで感じちゃったんだ」
「あ、あ、あ、いく、っああぁっ!!」
一際大きな喘ぎ声をあげ、精を吐き出した。
臀を上げたまま達し、白濁液が自身の顔を汚した。
真っ赤になった顔で涙をボロボロと流し、口からはだらしなく涎が溢れていた。
「すげーエロい顔。ケツほじられんのそんなによかった?」
「万次郎…酷いよ…」
「お前強情なんだもん」
「…」
「なぁ、今ならまだ許してやる。明日、どうする?」
「……明日は、辞めない」
「へえ、そう。じゃあ、仕方ねえよな」
「あん、あっ、はぁっ!」
執拗に指で臀の中を掻き回され、中心を扱かれて、もう何回もイかされてる。
極まりすぎて、頭がまともに動かない。
「万次郎、もぉ、むり…」
「そろそろさ、ケツだけでイけるんじゃね?」
「ひっ、うぅ、苦し、!」
万次郎の指がいいところに当たって気持ちいい。頭がとろけそうだ。
今、どうなってる。なんでこんな事になってる?ここはどこだ?
だめだ、頭がまともに働かない。
「あっ、あーっ、だめ、またイく…」
「いいよ、イけよ」
「あっあぁ、あぁーーっ…!!」
強い刺激に、俺の意識は遠のいていった。
気づいたら朝になっていた。
万次郎は既にいなくて、俺の顔や体は綺麗になっていた。
「……万次郎」
『俺はこいつの事、本気で愛してるから。友達としての好きじゃない。』
いつかの言葉を思い出す。
心優しい万次郎に乱暴をされ、少し胸が痛かった。
だけど、万次郎もきっと苦しかったのだ。
万次郎だけじゃない、東卍のみんなだって…
「だけど、やらなきゃダメなんだ」
俺にとって一番大事なのは、今では家族とも呼べる愛しき仲間達。
兄の意志を引き継いで総長になった今、俺が甘ったれたことを言っているのは許されない。
「さて。準備するか」
本日午後4時 東卍に制裁を下す