• テキストサイズ

Smile Bouquet

第29章 終わりにしよう




フェリックス
「3人で…ぶつけるぞ」

ノア
「はい…!」

レティシア
「分かった」


特別室メンバーがボロボロになる事なんて滅多に無かった。
だが、その中でも1番強いレティシアのボロボロになった姿を見たリアムは、エドゥアルの強さが怖かった。


エドゥアル
「全力を尽くして…ってやつかい?」

レティシア
「……」

エドゥアル
「僕は負けないよ。…そろそろ諦めたらどうだ?」

レティシア
「五月蝿い!……行くぞ」


レティシアが声を掛けると2人はしっかりと頷く。
3人が未だ笑みを浮かべているエドゥアルに掌を向ける


レティシア/ノア/フェリックス
「フィピテオ/ルーウェル/ボイターク…!」


3人が合わせて呪文を唱えると掌から雷の様にバチバチとした光の塊が凄い勢いでエドゥアルに向かう


─ドォンッ


床が抉れるほど凄い音を立ててエドゥアルにその光はぶつかった


リアム
「やった…!」


思わずリアムの明るい声が響く。
だが、本当にやったのか分からず床が抉れた事でたった土埃に目を凝らし、エドゥアルがいた場所を凝視する


エドゥアル
「ははっ…今のは凄い…!」

ルシアン
「……っ…」


ゾッとした。
倒せなかったのだと…レティシア達はその絶望感から膝をつく。



エドゥアル
「もう終わりか?」

リアム
「くそ…っ」

ルシアン
「リアム…!」


リアムは立ち上がると1人エドゥアルに突っ込み、拳や蹴りを繰り返すものの全く当たらず


エドゥアル
「ゴズーラ」

リアム
「ぐぁ…っ」

レティシア
「リアム!」


エドゥアルが放った魔法によりリアムが思い切り飛ばされ、床へと転がる。
諦めるつもりはないのに、魔力量の足りなさと体力の低下…レティシアは気持ちを落ち着かせようとゆっくりと息を吐き出す




/ 398ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp