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[ONE PIECE] 癒し恋 〜ローver〜

第25章 またまた島上陸




…朝食会が終わり、お昼が過ぎ。
真鈴は何かを作りたくなったのでお菓子を作っていた。

「んー…こんなもんか。」

(後は焼くだけね)

少し休憩をしようと椅子に腰を下ろした。
…と、その時。

船員「島が見えたぞー‼︎」
『うぉぉー‼︎‼︎‼︎』
『久々の島だぁぁぁ‼︎‼︎‼︎』

どうやら次の物補給をする予定の島が見えたようだ。
真鈴は調理室から出た。

「あ、ベポ‼︎ もう島に着いちゃう?」
「真鈴さん‼︎ はい、もう少しで着きます‼︎ …真鈴さんそれより」
「?」

ベポは真鈴に近づき、くんくんと鼻を鳴らした。

「なんか真鈴さんからいー匂いがします…すんすん」
「あー、今お菓子焼いてるからね。その匂いがついたのかな?」

真鈴も服に鼻をつけてくんくんにおった。

「…おぅふ、確かに…」
「いい匂い…あ、今日のおやつ何ですか?」
「今日はガトーショコラよ」
「ふぉぉぉ…美味そう…です…」

ベポはダラリとよだれを垂らしながらフラフラと調理室に近づいていく。

「おい、ベポ。よだれを拭え。食うのは後だ、調達いくぞ」
ベポ「船長‼︎」

二人の真横にローが現れた。

ベポ「えぇ〜…今食べたいなぁ」
「さっき昼メシ食ったばっかだろうが。…サッサと終わらせたら早く食」
ベポ「ねぇみんなぁーー‼︎ サッサと終わらせてケーキ食うぞーー‼︎‼︎」
『ウォォォ‼︎‼︎』

ローの言葉を遮ったベポの一声で船員の大歓声があがった。

ベポ「船長‼︎ 早く行きましょう‼︎」
「…俺達は1日舟番するから、お前らでいってこい。」
『オレ…達?』

船員みんながそろいにそろって首をかしげた。

「あぁ。俺と真鈴は舟番だ。」
「え⁉︎」
「いいだろ?」
「えぇ〜…」
「えー…真鈴ちゃん行かないんすか…」

明らか残念そうにに言ったのは船員(3)である。

「行かねェ。ケーキの番だ。」
「え⁉︎ 私ケーキのおもり⁉︎」

(舟番じゃなくて⁉︎)

「…俺が全部食っちまうかもしれねェぞ」

チラリと真鈴を見る。

「‼︎ お、おもりします‼︎ ケーキちゃんは私が守る‼︎」

(今のローならやりかねない…! 私の作ったもの全部食べようとするし…)

…最近のローの食欲は相当なものである。
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