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[ONE PIECE] 癒し恋 〜ローver〜

第21章 一緒に……お風呂?



ドキドキ、と心臓が高鳴り始める。
そっぽを向いている真鈴を不思議に思いながら、ローはふと、彼女の顔から下を見た。
…真鈴の見事な胸の谷間が見えた。

「…っ」

ローも真鈴から顔を逸らした。
…わずかに欲情が沸き起こる。

「…? ロー、どうかした? まさか、また鼻血…⁉︎」
「…っ‼︎」

ローの顔は手が届かないので、ローの腕を掴んだ。

「違ェ…何もねェ、大丈夫だ」

…何もなくはないが。
ムラムラしていること以外は、何もない。←

「なら、よかったけど…っくしゅ‼︎」
「おま…寒いなら早くシャワー浴びろ。俺真ん中使ってっから」
「え”」

(恥ずかしいから一つ空けて使おうと思っていたのに…‼︎)

…真鈴の理想は崩れ落ちたのであった。

「右隣、来い」
「あ、うん。…水、飛び散ったらごめん…」
「構わねェ」
「ありがと…」

ローは先に椅子に座り、頭を洗いだした。
真鈴もローの右隣に座り、シャワーを浴び始めた。

…数分後。

「先湯船浸かってるぞ」
「え⁉︎ もう終わったの、早っ‼︎」
「…お前、まだ頭かよ」
「女の子は大変なの‼︎」
「はいはい」

ローは立ち上がり、湯船の元へ。

「…俺がのぼせるまでに入ってこいよ」
「はいはい」

真鈴は今、頭を洗い終わったところだ。
身体を洗おうと、巻きつけていたタオルをとろうとした…が、手を止めた。
後ろを振り返る。
ローは湯船に浸かりながらこちらを見つめていた。

「⁉︎ ちょ、ロー…こっち見ないで」
「? 別にいいじゃ……ねェな、分かった」

ローはことに気付き、真鈴に背を向けた。

「しばらくこっち見ないでよ‼︎」
「分かってらぁ」

真鈴は腰あたりまで巻きつけていたタオルを下ろし、素早く上半身を洗った。
下ろしたタオルを脱ぎ、それを肩にかけ、下半身も洗う。
…石鹸を全て流し終えた、その時。
ふと目の前の鏡を見ると、巨大な蜘蛛が鏡をはっていた。

「ーっギャアアアアアアアアアアアア‼︎‼︎‼︎」
「うっせ…なんだ⁉︎」

風呂場中に真鈴の悲鳴が響き渡った。
ローが振り返ると、真鈴が裸で腰を抜かしているように、床にへたり込んでいた。
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