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[ONE PIECE] 癒し恋 〜ローver〜

第20章 力の代償



「…ベポ、殴るよ?」
「ごめんなさいもう茶化すことはいたしませんすみません」
「……何言ってんだベポ…」

真鈴が布団にくるまったままそう言うと、ベポはものすごい速さで謝罪した。
ローは半ば呆れている。

「……早く寝ようぜ」
「アイー‼︎」
「……。」

ベポとローは寝台の上に上がり、自分の寝る場所に移動した。
…が、布団を真鈴に全部使われているので、布団がない。

「…おい、いつまでそんな恰好しているつもりだ、布団返せ」
「……恥ずかしい」
「…もう剥がすぞ」
「キャッ‼︎」

ローは無理矢理布団を剥がし、3人全体にかぶるように布団を広げた。
布団を剥がされてもなお、真鈴はうずくまっている。

「……おい、真鈴。こっち向け…」
「む…無理無理無理無理無理…‼︎」

(あんなこと暴露されたのに、普通でいられるわけないでしょうが…‼︎)

「……ったく…こっち向け」
「ひゃ…んっ⁉︎」

ローはまた無理矢理真鈴をひっくり返し、両手首を固定し、優しく唇を重ね合わせた。

「んっ…あ…っ」

唇を割り、舌をねじ込む。

「ベポっ……ベポいるぅ…のにっ‼︎」
「さっさとこっち向かねェお前が悪い。仕置だ…」
「んぅっ‼︎」

…ベポ本人はというと。

「………。」

ロー達に背中を向け、既に布団にもぐっていた。

(も〜…僕いるのに……気にせず寝よ)

ベポは頭まで布団をかぶり、眠りについた。
…一方、ロー達は未だイチャつくことを止めていなかった。
ローが一方的に唇を貪っている。

「ふあっ……っ、ろ…ロー‼︎」
「はっ……あともう少し…」
「んんっ…‼︎」

チュクチュク、と水音が鳴り響く。
先ほどの羞恥心はどこへ行ったのやら、真鈴の頭がぼーっとしてきた。

(…なんか気持ちよくなってきた…口の中が熱い…っ)

…いつの間にか、真鈴もローの舌に自分のを絡めるようになっていた。

「……んっ…」
「…っ」

(……こいつの口ん中…ヤベェ…)

ローはベポがいるのも忘れて、夢中で真鈴の唇を貪り続ける。


……どれくらい時間が経っただろうか。
しばらくして、ローはやっと唇を離した。

「ふはっ……はぁ…」

真鈴の顔は真っ赤で、目には涙を浮かべ、だらしなく口を開いている。

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