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ゲンガー夢

第3章 お近づきになりたい


ゲンガーは面白いものでも見るように
レナの様子を見ているばかりだ。

しかし唐突にグン、と
木ベラで混ぜる手が軽くなった。
見れば首をかしげながらゲンガーが
カレーを混ぜている……!
メチャクチャに撮りたい気持ちと戦いながら
汗と涙でヘトヘトのまま笑いかける。

ゲンガーという生き物は元来
好奇心が強いのかもしれない。
グレッグルたちは火の熱さに怯んでか
カレーには触れなかったがゲンガーは今
私の動かす木ベラに手をそえている。

「できた……!」

久々の重労働であがった息を整える。
ゲンガーはといえば鍋をつついて熱さに
指を引っ込めたり香りを嗅いでいた。
何枚か写真を撮って汗を拭って一息つく。

よし、と気合いを入れて自分の分と
ポケモンたち用にいくつかの皿を用意すると
グレッグルやゲンガーに混じり、
いつの間にかピッピがやってきていた。
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