第15章 スポーツの秋(ユナイト編1)
「これがエオス島……」
博士と眺めるのは新エネルギー開発に成功し
それを使ったスポーツで人気を博しだした
エオス島である。
島全域をスタジアムが占領する以外は
何かあるようには見えない。
「いや、あれは氷山の一画ってやつだよ。
海の下で繋る1つの大きな島なんだ。
あのスタジアム以外にも小さな島が沢山あって
気候や町並みも様々だった筈だ!」
冒険記オタクの博士が騒ぐのも無理はない、
エオスもレンティルと同じく
秘境とされていた島なのだ。
博士はエオス島の入り口を探そうと
キョロキョロして落ち着きがない。
「しかしユナイトですか……
なんでまたスポーツなんでしょうか?」
「あれ、レナくんには話してなかったかな?
ユナイトは島の研究をする為の装置であり
資金源、エネルギー源、全てを賄ってるんだ。
だから選手だけじゃなく研究者も
ルールを把握しているしプレイもするよ」