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ゲンガー夢

第11章 里帰りの手土産(上)


しかし"次"はすぐやってきた。
ポケモンも寝静まる真夜中、
ヒタリヒタリと足音がする。

「……!」

「ゲガ……ゲンガガ、ゲゲゲ……
(おっと……起きちまったか)」

そこにはゲンガーの群れがあった。
1匹では大した気温低下ではないが、
群れともなると辺りに霜が張り始める。
空気が急激に冷えたことで
レナの呼気だけが白く立ち上る。
なんだ?どうなってる……。

「ゲガガ!ゲゲン、ゲンガ!
(やめろ!レナが死んじまう!)」

「ゲガ?ゲンゲン
(なんで殺さない)」

「ゲゲ!ゲヒャヒャヒャヒャ!
(ニンゲン!良い土産じゃないか)」

下卑た笑い声が広がる。
レナの寝顔が青くなっていく、
このままここに居たら、本当にまずい。

「ゲガ……ゲゲ、ゲンガ……!
(なんで……なんでお前らここに……!)」

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