第10章 ねるねる味占い
「あれっ、ゲンガー!お散歩してるの?」
「ゲン」
まあ、そんな所だ。気分転換ってヤツだな!
リタはどんなポケモンにも同じ調子だ。
俺をイーブイかなんかみたいに扱うのは
未だにこっ恥ずかしいが、ガキのする事だ。
ままごと遊びみたいなもんだろ。
「そうだ、さっきねレナさんから
聞いたんだけどゲンガーは
辛い食べ物が好きなんだよね?」
「ゲガ。ゲンガ……?」
「はい、これ辛いポフィンだよ!
みんな辛いの苦手で1つ余っちゃったの」
お!ちょうど小腹がすいてたんだ。
頂くとするか。ぽい、と一口で食べる。
……と、リタがなにやらニコニコした。
「本当にすきなんだ、すごいなあ。
レナさんはゲンガーと仲良しで
なんでも知ってるんだね」