第1章 団子娘[不死川実弥] ※裏
不死川は今日も団子屋に足を運ぶ
昼間は忙しく働く彼女
元気がよくパタパタと店中を動き回る
そんな彼女目的で現れる男達も少なくない
不死川はそれを知って内心苛立っていた
「りょうちゃん!こっちにも団子追加で!」
「はーい、今すぐいきますねぇ」
「りょうちゃん、今日も可愛いねぇ!」
「あらあらお世辞を言っても団子は出てきませんよぉ」
嫌な顔一つせずに笑顔で答えるりょうを茶を啜りながら不死川は見ていた
客足が少なくなってきた頃不死川の元にりょうが寄ってくる
「不死川さん、今日は随分とゆっくりされてますねぇ」
「今日は時間があるんだ」
「私ももうすぐ上がりますよ」
そう言うと不死川は席を立つ
「じゃぁ裏で待っとくぜぇ」
りょうの仕事が終わるのをじっと待っていた不死川は店の裏で待つことにした
店裏から出てきたりょう
「お待たせしてすいません」
「かまわねぇよ」
座っていた不死川が立ち上がりりょうの隣に立つ
「今日も来るだろ?」
仕事が終われば不死川の家に向かうのが日課になっていた
「いいんですか?」
「何を今更...その為に待ってたんだろぉが」
コツンと優しく頭に拳を置く
嬉しそうに笑うりょうが可愛らしく不死川も釣られて笑みが溢れる