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恋い慕う 短編集

第4章 会いたい[煉獄杏寿郎]※裏


許嫁である煉獄杏寿郎とは文通をしている
今日も彼から鴉を通じて手紙が届いた
それを楽しみに待っているりょうは身体が弱くなかなか外に出かけてられない

「会いたいなぁ」

手紙を読むたびに想いは膨れていく

小さい頃はよく父親に煉獄家に連れて行ってもらい一緒に遊んだりしていた
その頃から芯のある優しく強い男の子だった杏寿郎に幼心に恋をしていた
親に結婚を決められた時は嬉しく思った
それは杏寿郎も同じだったようで、喜んでくれていた

しかし、喘息の発作が酷くなり会いにいくことができなくなってしまったりょうはなかなか杏寿郎と会うことができず一人寂しく過ごしていた

「継子...女の子なんだ」

最近杏寿郎に継子が出来たのを手紙で知った
しかもそれが女性であることも書かれていてりょうはもやもやとした気持ちになる

「いいなぁ...身体の強い人は...」


りょうは会えずに我慢しているのに杏寿郎と毎日のように稽古をしているとうとまだ見ぬ継子に嫉妬してしまう

りょうは敷かれた布団に転がり手紙を胸に抱いた

杏寿郎を想うと下半身が疼いてしまう
そんな自分がはしたないと思うが、会いたい気持ちが積み重なって自身で慰めている

着物の開きから手を忍ばせ胸を触る
乳首をコロコロと転がすと甘い快感が打ち寄せてくる

「杏寿郎さん...」

小さく名前を呼ぶ

「なんだ?」

その時聞こえる筈もない声が耳に届く
まさか幻聴が聞こえるまでになってしまったかと閉じた瞳を開けると目の前には杏寿郎が覗き込んでいた

「きゃぁ!?」

布団から飛び起き少し乱れた着物を整える

「ど、どうしてここに!?」
「近くで任務があったので、どうせならと寄ってみたのだ、が...何をしていたんだ?」
「え、あ...て、手紙を読み返してました」

胸に抱くくしゃりと握った手紙を見て杏寿郎は目を開く

「その割に着物が乱れているようだが」

そう言われて胸元を必死に隠すりょう

「もしかして...自分で慰めたいたのか?」
「!!」

杏寿郎はりょうを優しく抱きしめる

「悪い...寂しい想いをさせてしまっていたな」
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