第1章 空から
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マ「いい天気だよぃ」
そよそよと吹く風にあたりながらマルコは各隊の書類を読んでいた。
マ「相変わらずエースの字は汚ないねぃ…」
ポリポリと頭をかきながら書類をめくりながら歩くと…
「マルコ隊長!空から何か降ってきます!!」
見張り台のクルーが大きな声でマルコに告げる
マ「んだよぃ!空から敵襲かよぃ?」
マルコが空をに見上げると
キラキラし物と黒い点に見えた物がどんどん近づいてくる
マ「ありゃ、人かよぃ?」
サ「のんびりしてる場合か!?どーみても女の子だろ!!」
サッチが首をかしげるマルコに対しツッコミを入れ先に落ちてくる
黄金に輝く物を避けてく
サ「オヤジィ!!空から女の子がッ!!あと宝!!」
白「グラララ!!空島から何か落ちてきやがったかぁ?」
白ひげは落ちてくる影を確実に見て愉快そうに笑う
マ「船に落ちてくるねぃ!!」
受け止めるよぃ!!
周りに声をかけつつ落ちてくる影を確実に定め両手に受け止めると少女は青い人魚の様な姿から赤髪の和服の様な姿に変わる。
マ「っと、んだよい?姿が変わったよぃ…能力者か? 」
受け止めたマルコは少女の姿にかしげる
サ「傷だらけじゃねぇか!?」
サッチは首に巻いてあるスカーフを取ると1番傷の深いところに押し当てた。
マ「親父どうするよぃ?」
傷だらけの少女を抱き上げ白ひげを見上げる
白「事情を聞くにも意識がねぇんじゃ意味がねぇ…
手当てしてやれぇ」
白ひげはクイッと顎を動かした。
それを見たマルコは
マ「そのまま押し当ててろよぃ!」
マルコは少女を床に下ろすと手に青い炎を灯し傷に翳した。
少女のひどい怪我に顔を顰めながら
出血が止まるのを待った
マ「こんなもんかねぃ、医務室に運ぶよぃ…」
サッチと目を合わせるとマルコは少女を抱き上げる。
周りに落ちた黄金の物や樽などを一箇所に集めるクルーを避けつつ
マルコは医務室に急いだ。
マ「深い傷はある程度は塞いだよぃ」
ドクターとナースに伝えながら少女をベットに寝かせると
治療を頼むといいサッチと共に医務室を後にした。