溺愛してくる五条についに告られたがよからぬ妄想してたみたいで
第2章 この人生粋の遊び人なのね。
多分三輪ちゃんなんかもうやられちゃってるよね。
やったからあんなデレデレした雰囲気出してるんだよね……。
あんな嬉しそうな五条さんは見たことないよ……。
私は五条さんが好きなのに一時だけ遊ばれてポイっと捨てられたら悲しい。
そういうことしそうな雰囲気出してるし態度もむかつく!
絶対陥落したりしないんだから。
てゆうかむしろ……。
「まぁ公私混同はしない主義だけど瞬殺した後なら話は別でしょ?」
そう言いながら方を接触させて腕を組もうとする五条。
「公私混同しないのはかっこいいかもです」
ヒロインは今度は腕をそのまま組ませ、じゃっかん胸が当たるようにしてみた。
びくっと反応して、だがチャンスとばかりに腕を組む力を強くする五条。
「ヒロインちゃんにかっこいいって言ってもらえるとは光栄だなぁ。
もっと僕の美学語っちゃうかなぁ」
五条はヒロインの胸の感触を腕に味わい、男の本能が目覚めつつあるのを感じながら言った。
「うん聞きたいです」
ヒロインはむしろやれそうでやれない寸止め状態にしてあげると思っていた。
「そっか。じゃあここに入って休みながら語っちゃうかな?」
五条が指さした先にはホテルの看板が。
ヒロインはそれはさすがに入りたくないなぁと思ったが、寸止めすると決めていたため、何もしないと五条に口だけの約束をさせて中に足を踏み入れたのだった。
部屋に入りドア閉めたとたん、五条はヒロインの身体を強く抱き抱えキスした。