第4章 トウドウカレシ①(君が好き)
いちご「尽八くん、どうしたのー?元気ないねー?」
いちごはオレが酷い扱いを受けて落ち込んでいる多少の気持ちをも見逃さない
さすが彼女だな!ははっ!
東堂「実はだな…部員にオレのイケメンを自慢していたらうるさいって言われるんだ」
いちご「そうなの?尽八くん、かっこいいのになぁ」
もういちごがそう言ってくれるだけでオレは満足さ!
東堂「それで女の子に手を振るとキモがられるし…」
いちご「ふーん…」
東堂「全く、皆どうしてオレの美形に気付かないんだ!」
いちご「…」
東堂「東堂ファンクラブの会員衰退の一途を…っていちご?」
気付いたらいちごは黙って後ろからオレに抱き付いていた
身長差的にオレの腰辺りに腕を回す形になる
それもちゃんと一周腕が回らない
いちご「…」
いちごはただ黙ってオレの背中に顔を埋める
これをやられた時、いちごは拗ねてるんだなってすぐ分かる