第3章 マキシマカレシ①(ライバルの幼馴染みが恋人)
いちご「ねぇ!何話してたの!?ねぇ!ねぇ!尽八と何話してたの!?巻ちゃん!」
巻島「あー…お前の話ッショ」
ったく…幼馴染み同士で喋ったらどんなにうるさいことか
巻島「ほら…来いッショ」
いちご「うんっ!」
座っている俺が声をかけると
いちごは俺の足と足の間に腰を掛ける
いちご「やっぱりここ落ち着くー…」
巻島「そうか?それは良かったッショ」
いちごは満足すると静かになる
まるで子供ッショ
巻島「後お前、いい加減俺のこと巻ちゃんって呼ぶのやめろッショ」
いちご「えーっ!いいじゃん!」
巻島「これでも恋人同士ッショ…名前で呼ぶッショ」
これは俺のずっと前から願っていたことだ
東堂ばかり名前で呼んでいて
俺も名前呼ばれたいッショ
いちご「ふふっ、ワガママだなぁっ」
俺に寄り掛かって見上げるような形で俺を見つめるいちご
いちご「…好きだよ、祐介」
あぁ…俺やっぱりこいつには叶わないッショ