第1章 イマイズミカレシ①(三度目のデート)
いちご「えっ…ちょっ、ええっ?」
突然の出来事にまるで俺が告った時みたいに困惑しているいちご
今泉「いちご…好きだ…」
いちごを抱き締める腕には力がこもった
ようやく伝えられた本当の気持ち…ぶっきらぼうにあしらっていた俺の素直な気持ち
いちご「ううっ…」
いちごは小さい額を俺の胸に押し付けた
照れてなかなか顔を見てくれない
そんな姿が愛らしかった
今泉「照れてるのか?」
いちご「照れてないよー…」
全く、可愛い奴
今泉「…顔、あげろよ」
いちご「…変な顔してるけど笑わないでよ?」
そう言ってそっと顔をあげるいちご
すっかり夕暮れに染まる空に負けないくらいに赤くなった頬
俺はいちごの照れた顔が好きなのかもしれない