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紅玉の瞳

第1章 満月


杏寿郎とほのかは二人で街に出た

たまには一緒に昼食でも取ろうと言い出したのは杏寿郎
断る理由もないほのかは快く応じて街に出たのだ

「なにを食べる?」
「そこの丼屋が美味いと聞く」
「じゃそこにしようか」

二人で丼屋へと向かう
店に入れば繁盛しているのか客であふれていた
暫く待つと席に通される

ほのかはお品書きに目を通して杏寿郎を見るとその背後に見覚えのある背中が目に入る

「あ、あれって...」

そう言うと杏寿郎もそちらを向いた

「おお!不死川ではないか!」

そう呼ばれた本人はゆっくりと振り向く

「煉獄か」
「先日はどうも」

杏寿郎の影からほのかが顔を出し挨拶をすると不死川は目を大きくさせた   

「おまえ、確かこの前の」
「なんだ?二人は知り合いなのか?」

杏寿郎は双方を見て言った

「先日の任務で出会ったの」
「そうか!」

不死川は仲が良さそうな二人をじっと見つめる

「どうかしたか?不死川」
「いや...お前らって...」
「あぁ、共に暮らしているほのかだ」
「ぶっ!杏寿郎ぉ!その言い方は少し誤解を生むわ」

啜っていたお茶を吹き出しそうになりながらほのかは言う

「この前もお話したように煉獄家にお世話になってます」
「それだけか?」
「それだけ、とは?」
「いや...なんでもねぇ」

不死川はそう言って背を向け食事を続けた

「どうしたのかしら?」
「なんでもないと言うならそうなのだろう!俺は腹が減ったので注文するぞ!」
「そうね」

二人は店員に注文をして食事が来るのを他愛もない話をしながら待った

二人の食事が来る頃不死川は立ち上がり店を去ろうとする

「あ、不死川さん!」
「あぁ?」
「いつかよければ手合わせお願いできますか?」

ほのかの要望に不死川は一瞬固まる

「...煉獄がいるだろぉが」
「たまには違う方とも手合わせするのも勉強になりますし...あ!すいません!柱の方なのにお忙しいですよね...」

多忙な柱にそんなお願いをするなんて、とほのかは顔を赤くする

「いや...明日時間があるなら来いよ」
「!ありがとうございます」
「じゃぁな」

喜ぶほのかを目にして不死川は店を出た

「よかったな!」
「うん!」

杏寿郎も共に喜んでくれた
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