第3章 おじさん…
「おい…」
「…」
「ROOM...シャンブルズ!」
すると後ろにはリオではなく同じクルーのシャチがいた。リオはさっきまでシャチがいたキャプテンの隣で驚きを隠せない様子だった。
「え?今俺…ベポの後ろにいたのに…」
「なんだ。ベポには名前教えたとか。」
「あ!!うん!キャプテン!リオっていうんだって!」
「…」
「おい…」
「なんだよ…おじさん…」
一瞬でその場にいたクルー達が固まった。確かにキャプテンであるトラファルガー・ローは26歳だがまだ、おじさんではない。
「てめぇみてぇなガキに言われたくねぇ…」
「ガキじゃねぇし…もう15歳だから…」
「はっ…十分ガキだ…」
「んだと?」
リオは15歳と言うがその姿は13歳もいい所だ。第三者から見ると明らかに今殺気がこの二人の間に見えるはずだ。名の知れた海賊でも、ローの睨みには、引くはずなのにリオは引けを取らない。むしろ煽っていた。
「強ければ誰だってキャプテンになれるんだな…」
「上等だ…」
ローは30cmの背丈の差があるリオに向かって殺気をむき出しにしていた。それを見て、ベポが…
「キャプテン!や、やめてあげようよ!!」
「すっこんでろ。ベポ」
「だ…だって!リオは何も知らないって!」
「…⁇」
「さっきまで話していたけど…この世界のこと全然わかってなかったよ!」
「…本当か?」
「…わりぃか?」
「質問に答えろ」
「知らねぇ…気づいたらここにいた…」
こいつが嘘ついてるとは、思えねぇ。本当らしいな。…。しょうがねぇ。