第7章 ※ 第25章 決戦と喪失 1812～1813ページ

胸元で交差していた杏寿郎の腕が解かれ、片手がの緩やかで柔らかな膨らみに触れて指が沈み込む。

「ぁっ！ん……や、声が……んぅ」

浴室内でのの甘美な声は部屋よりも響き、体が跳ねる度に浴槽に満たされた湯が揺れては音が鳴って杏寿郎の体をも熱く誘っていく。

「俺にとっての全てが愛らしい。このままの君がいいので、大きさで悩む必要はない。ほら、胸を触っただけでここも随分滑りが良くなっている」

「や……あぁっ！それは……杏寿郎君が……んんっ」

秘部に指を軽く滑られただけでの体が大きく揺れ、懸命に抑えていたであろう声は意思と関係なく大きくなって杏寿郎の鼓膜を刺激した。

「そんな声で俺を煽らないでくれ。部屋まで我慢するのに骨が折れるだろう？」

そう言いながらも反応を楽しむように指は動き続け、の意識が朦朧と白んでいってしまう。

「杏寿郎……君……んぁっ、はぁ……はぁ……ん。や、いっちゃう。指を止め……え？待って、ひぁっ……本当に、このままじゃ」

「一度気を遣るといい。安心しなさい、部屋まで運んでやるから」

膨らみに沈み込む手も秘部を擦る手も止まるどころか、を果てさせようとするように刺激し続ける。

「そ……んなっ！私だけ……あっ、ゃ……ヤダ……お願い、待って！んんっ、ーーっ！やぁっ、ぁあっ！」