第9章 初めての戦場
その日の夜。
新選組は池田屋に向けて出陣した。
正確には二手に別れて。
四国屋と池田屋どちらで会合が開かれるのか予測できなかったからだそう。
私たちは未来から来たから答えは知っているのだけれど、、、
菜「歴史を変えちゃったら良くないからね」
瑠「うん。まぁ私たちがここにいる時点で歴史変わっている気もするけど…」
菜「どうすることもできないね。これ夢の中だったりしないかな?」
瑠「いくらなんでも現実味ありすぎじゃない!?!?」
間違いない。(笑)
菜「私たちはここで皆さんの帰りを待っていたほうがいいよね」
瑠「うん。下手に動かないほうがいいよ。私達この時代に不慣れなんだから」
ガタンッッッッ
菜「何!?!?」
瑠「廊下から聞こえたよね??」
菜「変だよ。今は、誰も通らないはず。山南総長が留守を守っているって…」
しかも、伝令の知らせを待つため広間で待機しているはず。
瑠「様子見てくる。菜穂はここにいて」
菜「瑠香!!危ないよ!!私も行く」