第7章 ご対面~瑠香編~
原「新選組の事、どう思ってるんだ?」
瑠「そうですね…すごい人達だなっていう印象ですかね」
原「すごい?」
瑠「はい。どういうお仕事をされているのか、軽くですが近藤局長から聞きました。京の治安を守っているって…」
原「まぁな。そのせいでこの京にも色んな揉め事も多くてな。その度に敵は増える一方だ。」
敵・・・。
そうだよね。ここはそういう時代なんだ。
瑠「きっと大丈夫ですよ。」
原「?」
瑠「新選組はもっと大きくなります。ならなきゃこの世界が可笑しいです」
だって、新選組は私たちが生きていた時代でもあれだけ大きな存在なんだもん。
幕末時代一番活躍していたといっても過言ではないはず。
原「ありがとな!そう言ってもらえただけで気持ちが軽くなった」
瑠「良かったです。これからよろしくお願いしますね。原田さん!」
原「ああ」
優しく微笑む彼の姿に息をのむ。
この人、こんなに素敵な笑顔を見せてくれる人なんだ。