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この身は君しか愛せない【ONE PIECE】

第2章 番外編 初めてのお泊まり


年下の男との情事はそれはもう甘美な時間だった。

長い腕で抱き込まれ、胸の突起を焦らしながら弄る舌とは対照的に背に回された掌は温かく、うなじから腰にかけてするするとなでる。
上がってくる息に胸元から見上げてくる顔は興奮していて、わざと赤い舌を見せるように舐めてくるその姿に下腹部がうずく。

まだ互いの性感帯もわからない手探りの愛撫だが、短期間とはいえかつての教え子に抱かれている背徳感がすでにを興奮させていた。

「音、聞こえるか?」

くちゃ、と秘部に差し込まれた指が淫らな水音を響かす。キスと胸だけでも出来上がったそこに羞恥が襲い、やらしく見せつける濡れた指から視線を外した。
抜き差しする音に声が混じるのはすぐで、探り当てられた感じる場所を執拗に攻められれば呆気なく最初の絶頂を迎える。その表情の変化を一瞬たりとも見逃さないと言うように見つめてきた金の瞳は、達した姿を見て爛々とさせた。

「はっ…見すぎ、だよ」
「めちゃくちゃエロいんだ…見なきゃもったいねぇ」

ウェアのズボンを下着ごと下ろせば彼自身が天を向いて現れ、そのものを視界に入れたと同時に反らす。
数多くはない今までの経験をもってしても、絶対に規格外であろう大きさに閉口した。
あんなの、入るわけがない。

でも解され、入口に宛がわれ、呼吸を合わせて押し進められれば、圧迫感に苦しくとも受け入れることが出来たようで、軽く感動してしまった。

入れただけでも奥を軽く突くのに打ち付けられては気が触れるのではと思うほどの快感に体が震える。
呼吸もうまく出来ず目の前がチカチカしっぱなしで、彼がどんな表情だったもわからない。ただ耳元で聞こえた荒い息に興奮していることはわかった。
若く(とはいっても四つしか差はないが)体力があるのだろう彼に体を預けっぱなしで、首にすがり付いたまま持ち上げられてのピストンには気を失うかと思った。実際そうだっかもしれないが、イッたのに止まって貰えず次々とくる刺激に意識が引き戻されたのが正しいかもしれない。

ともかく彼が何回イッたとか全くわからず、ふと正気に戻ってみれば軽く事後処理をしてくれていて、寝転びながら優しい顔でこちらを見ていたのだ。

「想像以上だ…可愛すぎだろ…」

激甘なピロートークで思い出すだけで顔が火照るが、その時はただ幸福感で一杯だったのだけ覚えている。



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