第5章 消毒:灰崎祥吾
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ガラッ
灰『おい!いるか!いるなら返事しろ!頼むっ』
あ『……んっ』
灰『っ』
(ぐったりしてる、冷たい、痣まみれだ………目を開けてくれ)
ーーーあなたsideーーー
誰かに呼ばれてる気がする
誰かに抱きしめられてる気がする
あ『うっ…ん…痛い』
灰『目覚ましたか!?大丈夫か?わかるか?』
(灰崎?どーして?)
あ『いやっやめてっ』
灰『違うんだ…』
(灰崎…震えてる)
灰『全部女子が勝手にしたことだ。ごめんこんなにお前が傷ついてる事も気づかず』
(え?あの灰崎が泣いてる…の?)
あ『私も勘違いで酷い事言ってごめんなさい』
灰『俺はずっとが好きだった。でも俺がお前を好きになったらもっと傷つくかもしんねぇ』
あ『灰崎…くん?』
ちゅっ、ちゅっ
あ『あっ……んっ』
声が漏れてしまう
灰崎は私の顏、首、腕、足にある痣や傷にキスをしている
あ『…んっ…ぁん』
灰『エロい声だすな消毒だ。もう近づかねぇだからこれだけさせてくれ』
(何よいい人ぶって)
私は灰崎の服を強引に引っ張り
キスをした
灰『えっ///おまっ』
あ『何よ唇も痛いの消毒してくれるんでしょ?///』
見たことない灰崎の真っ赤っかな顏
泣く姿。震えてる姿
愛おしくみえてきたの…
そのあと何回かキスを落とし
身体の隅々まで消毒してくれた